井村屋グループの商品づくり
井村屋グループは「おいしい!の笑顔をつくる」のミッションの下、和と自然の味を生かし「楽しい商品・優れたサービス」を提供し続けています。
井村屋グループの商品づくりの特長
井村屋グループでは、菓子、食品、デイリーチルド、点心・デリ、冷菓、冷凍食品、冷凍菓子、新スイーツ、調味料など幅広いカテゴリーを扱っています。常温、冷蔵、冷凍の製造・開発技術を持ち、またその販売ルートを持っていることは強みの一つです。そして、これらのルート、開発、生産技術をコラボレーションしてシナジー効果を高められることも大きな特長です。
また、井村屋グループの商品づくりの重要な考え方に、創業者 井村二郎の経営ポリシーである、「特色経営」と「不易流行」があります。「特色経営」は、常にオリジナリティを追求する姿勢を大切にし、「不易流行」は変えるべきことは勇気をもって変え、変えてはいけないことは頑なに守る、という考えです。この考えを今も受け継ぎ、新しいことに挑戦し独創性のある商品の開発に取り組んでいます。
※「不易流行」とは三重の生んだ俳譜、松尾芭蕉の言葉といわれています。
井村二郎講話集「人のやらないことをやる~特色経営にこだわる~」
創業者 井村二郎の経営ポリシーは、講話集として、今も井村屋グループの商品づくりに大きな影響を与えています。
『私が他社のやったことを真似しない理由は、他社が真似をしたいと思うくらいの商品を作るには、相当の苦労もし、失敗もし、長い期間をかけて一生懸命やったあげく、今日の売れる商品があるに違いない、結果を見て、すぐにそのまままねをするという失礼なことは商売でやるべきでないという思いからです。どんなに困っていても、そういうことはすべきではない。私は、そういう失礼なことはすべきではないと思います。「うちはこういうものしか売っていません、他社はこういうものをつくりました、ではうちは第三のものを作ります。」こういうことでなければならない、という考え方を貫いてきたつもりです。』
(井村二郎講話集より抜粋)
ユニークな商品「えいようかん」「スポーツようかん」
長年の井村屋ようかん製造技術を生かして5年6ヶ月の長期保存が可能にした「えいようかん」は、防災備蓄用商品としてご好評頂いています。「えいようかん」は、長期保存を可能にしただけでなく、「栄養価」とかけた商品名や、化粧箱表面に「ようかん」と点字で案内している点、災害用伝言ダイヤル171の利用方法を記載した点などユニークなアイデアの詰まった商品です。
「スポーツようかん」は、運動で不足しがちなエネルギー、塩分を手軽にワンハンドで取って頂ける商品です。昔からある「ようかん」に新しい付加価値を見出し、新たな命を吹き込んだ「ようかん」です。「スポーツようかん」は新しい切り口として、スポーツの分野にスポットを当てることで、さらなる「新顧客創造」を図り、ようかん全体のボリュームアップを図りたいと考えました。