持株会社制への移行
2010年10月 井村屋製菓株式会社は、持株会社制へ移行し「井村屋グループ株式会社」に商号変更致しました。
1. 背景
当社は「Be always for Customers!」(社員一人ひとりがいつもお客様の立場に立ってお客様のことを意識しましょう)のポリシーのもと、「食」を通じての手軽な楽しいひとときの提供をしていくことを企業理念に掲げて事業展開を行なってまいりました。しかしながら、当社を取り巻く経営環境は、市場・流通構造の変化、グローバル化、消費者ニーズの多様化など急激に変化しています。このような環境の中、時代の変化に対応して、当グループ各事業の競争力の強化、グループ間における技術活用によるシナジーの発揮等で、グループ全体で企業価値を最大化するための経営体制として、持株会社制に移行いたしました。
2. 目的
当グループが今後の成長戦略を支える経営組織として持株会社制に移行した目的は以下の通りです。
(1) グループ戦略機能の強化
持株会社制に移行することにより、グループ全体の最適な経営戦略の立案機能を強化するとともに、経営資源の配分を最適化させてグループ全体の企業価値の向上を目指します。
(2) 各事業会社の成長
各事業会社においては、各社ごとの責任と権限の下で、事業活動に集中することにより成長と企業価値の向上を目指します。
(3) グループシナジーの発揮
持株会社を中心としてグループの保有する技術、情報、人材の横断的な活用により、各事業会社が「つながり」を持ってグループ全体のシナジーを発揮いたします。
(4) 経営者人材の育成
グループ全体から今後の成長戦略を支える人材を育成し、事業会社の経営幹部として登用することにより今後の経営者育成につなげます。